絵画や小説が好きな人なら、一度は写実主義という言葉を聞いたことがあると思います。
でも、実際にどんな主義なの?とわからないことが多いですよね。
写実主義の他にも、現実主義や超現実主義、ロマン主義、象徴主義とたくさんの主義がありますよね!もう主義すぎますよね。
今回はその一つ、写実主義について分かりやすくご説明します。
一つの主義について理解すると、そこから他の主義の理解へも繋がり、
また芸術鑑賞や読書をするときの視点が増えて、今まで以上により楽しむことが出来ると思います。
写実主義とは何か?【わかりやすく解説・説明】
写実主義とは何か、一言でいうと「ありのままに!」ということです。
自身が見たまま、受け止めたまま、そのままを表現する主義のことです。
(リアリズムの和訳が写実主義です!)
でも、ちょっと待って‼ このままでは少し誤解があるので、もう少しお読みください!
※この写実主義を理解するうえでよく、
「写真で撮ったみたいなリアルな絵を描くこと?」と思われがちですが、少し違います。
この写実主義という言葉は、
主に文学と絵画で使用されるのですが、特に19世紀のヨーロッパで盛んになった芸術様式です。
そして考えなければいけないのは、絵画や文学とは、常に社会や文化と関係していることです!
ここでは難しい歴史の話はせずに分かりやすく説明すると、
「そんなの、理想の世界の話だー!」
「現実はそんなに甘くないぞー!」
「もっと現実に目を向けろー!」
と、いうことで生まれたのが写実主義です。
当時の文学や絵画は、どこの世界でも理想的な内容や非現実的な幻想を絵にしたり文章にしたものが多かったそうです。
それに対して「私たちは、もっと実際の社会や、現実的な人間の姿を描く、それが芸術だろう!」となったんですね。
19世紀の社会はとても大忙しでした。
ロシア革命やフランス革命、7月革命、イギリス産業革命など、その他さまざまな革命があり、
毎日世界のどこかで革命が起きていたのでは? と、思うほど革命でした。
それだけ世界が大きく動いたんですねー!
それぞれの革命の内容は置いといて、
要するに、労働者や階級が低い人は苦しい!でも芸術は理想ばかりで幻想的だ!
ってことですね。
そして、写実主義はとても大きな波として世界を覆いつくしました!
その後の話はまた別の記事でお話しします。
今回は「写実主義ついて」説明しましたが、僕のこのホームページでは純文学やエンタメ小説、その他芸術についてなど圧倒的シンプルにわかりやすく、説明・解説しています。本のオススメも紹介しています!是非、他の記事もご参照下さい。
今回は、見てくださいありがとうございました。
終わり主義