日本書紀って、結局なに?
そう思ったことはありませんか?
なぜ作られたのか、いつ作られたのか、誰が作ったのか、
これについて解説します。
今回は日本書紀について解説です!
日本書紀とは?【古事記との関係】わかりやすく解説
日本書紀とは、一言でいうと日本の歴史書です!
日本の歴史はこうです、と書かれた日本についての歴史書です。
では、なんでこんな日本についての歴史書が作られたのか、いつ作られたのか、誰が作られたのか。
これについて解説します。
なんで作られたの?
昔、今の中国である「唐」に、日本は「遣唐使」を送って、たくさんの知識や技術を取り入れていました。
これからも分かる通り、「日本」はまだまだ「唐」との差があることわかりますね。
そして、中国大陸や朝鮮半島との関係が強まり始めたことから、
天皇および政府はその正統性を国外に表明しなければならなかったんですね。
要するに ⇒ 日本をもっと国外に、歴史があることを分かってもらわないと! ⇒ 歴史書を作ろう!
こうして開始したのが、『日本書紀』の編纂です。
『日本書紀』の前に『古事記』が作られていましたが、
『古事記』 に比べ格段に「歴史書」としての性格を強いです。
また、古代の言語や文章に関する貴重な資料として文学的にも評価されています。
『古事記』との関係
『日本書紀』は『古事記』の成立からわずか8年後の720年に完成したとされています。
この2つの書物は合わせて「記紀」 と呼ばれ、日本文学の始まりとされています。
誰が『日本書紀』を作らたの?誰が作ったの?
『日本書紀』の編纂も、きっかけは『古事記』と同様に、天武天皇の勅令によるものでした。
しかし、この作業はとてつもなく大変だったようで、
政府の記録や寺院の縁起、 個人の手記など、 膨大な資料をもとに、国家の公式な歴史を書くので、
そうそう簡単にはいきませんでした。
完成までには、約40年もの期間がかかりました!
その間、作成を命じた天武天皇の死んでしまい、孫の代になってから完成したそうです。
巻数は 『古事記』 の10倍でかなりボリューミーです。
出来事を年代順に記載する 「編年体」 という形式で、ほぼ漢文で書かれています。
この形式と文体は、中国の正史にならったものであり、
『日本書紀』の編纂が、外交的な性格を持つ事業であったことがわかりますね。
また、古事記との違いとして、最初の2巻のみが神話の時代にあたり、
『古事記』 に比べると、全体に占める割合は格段に少ないです。
古事記は神話が多いです。というよりも、ほぼ神話です。
『日本書紀』の成立後は、 平安時代の前期にかけて 、
『続日本紀』 『日本後紀』 『続日本後紀』 『日本文徳天皇実録』 『日本三代実録』の5つの史書が相次いで編纂され、
「六国史」と呼ばれる。
しかしこれ以降は国史編纂が実現せず、 明治期に始まった 『大日本史料』 の編纂は東京大学史料編纂所によって現在も続いています。
最後に
今回は「日本書紀」説明しましたが、僕のこのホームページでは純文学やエンタメ小説、その他芸術についてなど圧倒的シンプルにわかりやすく、説明・解説しています。本のオススメも紹介しています!是非、他の記事もご参照下さい。
今回は、見てくださいありがとうございました。
終わり書記