新元号「令和」の出典が万葉集だったことで、
学生時代ぶりに「万葉集」の名前を聞いた方も多いと思います。
元号の出典になってから最近は男の子でも女の子でも、
子供の名前を万葉集から引用される親御さんが増えているみたいですね。
そんな万葉集について、本日はわかりやすさ重視で解説・説明したいと思います。
ぜひ、もう一度学びなおしたい方や、お子さんの名前にしたい方はこの記事を読んでみてください。
万葉集について誰かに説明できるぐらいの知識が身につくと思います。
万葉集とは何か?その特徴とは?【簡単にわかりやすく説明・解説】
①まず万葉集とは、一言でいうと「日本の一番古い和歌集」です。
和歌とは、基本的に「5・7・5・7・7」の詩のことです。
そして、「和歌」の「和」とは日本! という意味もあるので。
◎要するに万葉集とは「日本!で作られた、一番昔の 詩の集まり」といえます。
②どれぐらい昔に作られたの?かというと、
7世紀後半から8世紀後半といわれています。600年代から~700年代ということですね。今が2022年なので、どんな昔の話やねんって感じですね。
③詩の集まりって、どのぐらいの量なの?かというと、
全20巻からなり、約4500首の歌が収められています。すごい数ですね笑
百人一首を全て覚えている人に僕は会ったことありますが、万葉集を全て覚えている人にはまだ会ったことはありません。
④では、だれが作ったの? どこで作られたの?
実は万葉集の作者は一人ではありません。
作者は天皇~農民、またその詠まれた土地は東北~九州と日本各地に及びます。
要するに、階層や土地さまざまな日本各地の人が作っています。それを集めたのが万葉集です。
作者の一人に「大伴家持(おおとものやかもち)」という、とても偉い人がいて、万葉集の最後の方がほぼこの人が書いており、
この「大伴家持(おおとものやかもち)」が20編にまとめた!といわれています。
⑤なんで作られたの?
これは正確にはわかっていません。ですが、
「万葉集」の「葉」という字は「世」を表していると、いわれています。
要するに、万世まで残り伝わる和歌集という意味です。
これは推察になりますが、その時代のことを、和歌という形で、
色んな身分の人の視点から、色んな地域の人の視点から後世に残そうとしたのかもしれませんね。
⑥補足
当時は仮名文字がなかったため、 『万葉集』は全文が漢字で書かれています。
後に「万葉仮名」と呼ばれるようになった表記法で、
漢字の意味に関係なく、 音訓の読みだけを現在の片仮名、平仮名のように用いられています。
最も古い時代の作者は第16代仁徳天皇(生没年未詳) の后、
磐姫皇后 (?~347) で、4世紀初めから半ば頃の人物と見られています。
また冒頭には、第21代雄略天皇 (418~479)の長歌があり。
ただし、いずれも実作であるとは考えにくく、後代の人が仮託した作品とする説が
力です。
最終歌が作成された759年までの約120年を第1期 (629~672) 第2期 (673~710)、
第3期 (711~733) 第4期 (734~759) のように4期に分けるのが定説です。
新元号「令和」の典拠は「初春令月、 氣淑風和」 (初春の令月にして、気淑く風和ぎ) という一節です。
これは、 梅の花を題材にした歌会で詠まれた32首の序文で、『万葉集』巻五に収められています。
最後に)
今回は「万葉集について」説明しましたが、僕のこのホームページでは純文学やエンタメ小説、その他芸術についてなど圧倒的シンプルにわかりやすく、説明・解説しています。本のオススメも紹介しています!是非、他の記事もご参照下さい。
今回は、見てくださいありがとうございました。
終わり