今回は、読書ブログの具体的な「書き方」について紹介します。
『読書ブログ』と一言でいっても、様々なブログがございます。
今回は王道な方法から、少し変わった方法までテンプレートと一緒にまとめています。
そもそも『読書ブログ』ってなんだ!?という方はこちらの記事をご参照下さい。
読書ブログの書き方:ステップ①:一冊の紹介?まとめて紹介?
まず紹介する本が一冊なのか、それともまとまりがあるのかによって書き方は変わります。
例えば一冊なら、
このような感じで、いきなり本の紹介を始めれば良いですが。
それよりも「何冊かまとまり」をもって紹介する方が記事は伸びやすいです。
例えば、
『読書の秋にピッタリの本3選』
『芥川賞ノミネート作品全て紹介!』
『熱い夏を乗り切るホラー小説5選』
『冬に心から温まろう!家族愛を感じる小説3選』
みたいに、自分で「テーマ」を決めて紹介すると本選びや記事の書きやすさは格段に上がります。
一冊だけを紹介する場合は、その本についてしっかり自身の視点も持って、ある程度記事のボリュームも必要になるでしょう。
しかし、テーマがあり3冊まとめて紹介する場合、ボリュームが一冊ずつが大きすぎると読むのに疲れてしまいます。
テンポがある紹介の仕方を心がける必要があるでしょう。
しかし、今回はまとめてでも、単発の紹介でも使えるテンプレートを紹介します。
読書ブログの書き方:ステップ②:王道の書き方(テンプレートあり)
王道の紹介は以下の順序が望ましいと思います。
①リード文 ②本のタイトル ③出版社 ④作者 ⑤あらすじ ⑥見どころ ⑦感想と共感 ⑧独自の視点 ⑨まとめ ⑩オススメ
一つずつ説明していきますね。
①リード文
リード文は絶対に必要です。
ここでは、「なぜその本をオススメしたのか」について理由を書きましょう。
要するに、この本を読めば何が得られるのかを明確に記載することが望ましいです。
例えば、「この本はSF小説の原点となる作品なので、この本を読まなければSF好きとは言えませんね」など、
本を読むことのメリットなどを書くと良いでしょう。
②本のタイトル ③出版社 ④作者
この辺りは当然ですが必要です。
出版社についても出来れば記載しましょう。
本好きの人は出版社を基準に本を選ばれることもあります。
出版社にはそれぞれ色があり、その本がどのような本なのか判断する一つの材料にもなります。
⑤あらすじ
ここが凄く難しいです。
本の内容を簡単にまとめた内容があらすじですが、
もちろん最後の部分まで記事にしてはいけません。
この後はどうなるんだろう?という良いところまで書きましょう。
テレビドラマが良いタイミングでCMに入るようなイメージです。
しかし、難しいのは純文学などです。
要するにストーリーには本質を持たない作品というのもあります。
そのため、あらすじは長すぎず、短く簡潔にまとめることをオススメします。
あらすじで本の魅力を全て伝えようとしないで下さい。
本当の導入部分だけでもOKです。
⑥見どころ
ここでは、本の注目ポイントを書きましょう。
例えば「この本は家族愛をテーマにしていて、一回壊れた家族が子供の些細な言葉で再生されていきます。子供のセリフが大人でも、とても考えさせる内容になっているので、注目して読んでみて下さい」などと、
本の中で何が特に素晴らしく、何を注目するとさらに本を楽しめるのか、あなたの視点で良いので書きましょう。
⑦感想と共感
ここも大切な部分です。
覚えておいて頂きたいのが、「記事を読む方は、その本をすでに読んだ方も見る」ということです。
皆さんも本を読んだ後、感傷に浸りながらスマホでレビューを検索したりすることありますよね。
そのため、本をすでに読んだ方と共感するためにで率直な感想を書きましょう。
その本について、「素晴らしい!」「面白かった!」という思いを一緒に話し合うようなイメージです。
そのため、ここでは変な解釈はいりません。
普通でも良いので、まずストレートに「家族って良いなと思いました!」と言う風に、
偏屈にならずに感想を書きましょう。
この部分でブログをみた読者が、あなたに共感すればその記事は最後まで読まれます。
まずは共感してから自分の話を聞いてもらいましょう。
⑧独自の視点
やっとあなたの出番です。
ここまでは、ほぼ機械的に記事を書いていましたが、ここでは大暴れして下さい。
「この本のここが素晴らしいんだー-!」と叫ぶつもりで、語って下さい。
ここで独自の視点や論理を展開することで、他の読書ブログとの差別化にもなります。
すでにその本を読んだ方には、新たな視点を提供しましょう。
しかし、一つ注意点は論理を展開し過ぎて、全く別の話を延々と語るのはやめましょう。
大暴れしても良いですが、例えば家族愛がテーマの話なのにいつの間にかに政治の話になっていたり、
ホラー小説なのに自身の恋愛観について語ってみたりと、
本と全く関係ないことばかり書いても仕方ありません。
あくまで、読書ブログなのですから、個人的すぎる意見はまた違うブログで書きましょう。
軸足は紹介している本に置いておきましょう。
⑨まとめ
ここでは、要するに何が言いたいの?についてのアンサーです。
「要するにこの本はこうだからオススメしてるんだ!」という内容を書きましょう。
簡潔で良いので、感想や独自の視点で書いた内容をまとめましょう。
⑩オススメ
ここでは、「この本が好きな人は、この本もオススメだよ」という風に、
同じような読後感が得られる本や同じ作者の本などをオススメしましょう。
もしくは、違う自身の記事のリンクを張っても構いません。
王道のテンプレート
以下の部分をコピペして、書く前に張ってから書き始めて頂いても構いません。
【リード文】
【本のタイトル・出版社】
【作者】
【あらすじ】
【見どころ】
【感想と共感】
【独自の視点】
【まとめ】
【オススメ】
その他オススメの記事項目3選
その他、記事項目として取り入れた方が良い項目を以下に紹介します。
【権威性について】
これはGoogleも公表しているSEOで重要な項目です。
要するにその記事を書いているアナタは誰なの!?と言うことです。
よくリード文などで、「私はこの作者の本は全て読みましたが~~」などと書いている記事を見たことがあると思います。
この程度で権威性があるとは言えないですが、
その記事を見る読者としては、少しの保証にはなりますよね。
なので、リード文で自身に権威性があれば書いた方が良いと思います。
【本の実績、作者の実績】
紹介する本や作者の実績は、読者に紹介する本の保証に繋がります。
「本屋大賞を受賞した本です!」や「累計50万部突破!」「作者は芥川賞受賞歴あり」など、
何か実績があれば書きましょう。
読者がその本を買うかどうかの判断材料の一つになることもあります。
【表紙の画像】
これもあった方が良いです。
視覚的に画像があるだけで記事は映えますし、
本の雰囲気を伝える手がかりにもなります。
【どんな時に読むのがオススメなのか】
これは難しいですが、
例えば「仕事で疲れて、もう何もかも嫌になってきた人にオススメです」や
「最近両親に会っていない人にオススメです、親の大切さを再確認できるでしょう」。
などの文章ですが、これはある意味で余計なお世話です。
ですが、リード文の最初の掴みとしては有効な時があります。
個人的にはやりすぎには注意が必要だと思います。
本を読んだ時にどんな感情が湧くかは人によって違うので、この項目を使用するときは、
最初に少しだけ掴みとして書いて、あまりグダグダ書き過ぎないようにしましょう。
ダメな例「最近仕事で疲れていませんか?お疲れ様です。仕事ってしんどいですよね。でもそんなとき私は、この本に出合いました。この本読んでいると自然と涙が出てきました。なので今回は、仕事に疲れ切っている、そんなあなたにこの本を紹介します。」
気持ち悪いですよね。意外とこういった記事は見ますが、個人的に嫌いです。はよ紹介しろと思います。
最後に
今回は「読書ブログの書き方」について説明しました。
「自分も読書ブログをやりたい」と思った方は手順について解説していますので、そちらをご参照下さい。
終わり