「歴史・文化」関連

【まとめ】『神道』とは? 【神社での参拝方法も説明】

「神道」って言葉意外と耳馴染みがないですよねー

nakumi

神の道!? なにそれ! こわっ……

って僕も昔思っていました。

でも、皆さんおなじみの「正月の初詣」「七五三」、神田祭(かんだまつり:東京都)、祇園祭(ぎおんまつり:京都府)、天神祭(てんじんまつり:大阪府)などの「祭礼」はみんな神道になります。

今回は「神道」についてわかりやすくご説明します!


また最後に、神社での礼拝の仕方についても解説しています。大人の教養としてぜひ覚えておきたい礼儀ですね。



神道とは、何か?わかりやすく解説・説明

まず、神道は日本独自の宗教です。

例えば、キリスト教や仏教は日本が発祥の宗教ではありません。神道は日本が発祥の宗教です。


そして、キリスト教や仏教と違い、開祖がいません

要するに「私がこの宗教を作ったんだー!」って人がいません。(開祖、または創唱者がいない)


じゃあ、「神道」は何を信仰しているの?というと、

八百万の神(ヤオロズノ カミ)という、神道における神の観念があり「たくさんの神々」という言葉があるように、

動植物の神をはじめ自然現象、山や海といった地形、水や岩などの物質などの人以外や、

天照大神(あまてらすおおみかみ)須佐之男命(すさのおのみこと)などの人格神など、様々です。




また、怨み(うらみ)を持って死んだ人を神としたり、

凄く偉い人を神とすることもあります。


例えば、京都の北野天満宮では「学問の神様」として有名な「菅原道真公」をお祀りしています。

僕も受験前は「すがわらサマ~!」と、懇願しにいきました。

nakumi

要するに、八百万の神(たくさんの神々)ということです。神は一つではないんですね。



「神道」はいつから存在したのか?

じゃあ、いつから「神道」はあったの?というと、

すでに縄文時代には神を崇拝する習俗があったことが、

発掘された土偶に祭祀遺物があることからわかっていますが、

縄文人の文化が、今の神道に受け継がれたのかは明らかになっていません。



一応、弥生時代の信仰に関しては、

稲作を重視するなど神道との共通点が多く見られることから、

神道の原型がこの時代に成立したと考える説があるみたいです。


キリスト教の聖書みたいに、神道にも聖典はあるの?

神道には創始者がいないので、 仏典や 『聖書』 に相当する聖典はありません!

しかし「神話」がその代わりを果たしてきた。


神話と神社、祭りなどにより、 神様に対する敬いと畏れを代々伝えています。

要するに、初詣や七五三、お祭りなどで、みなさんは知らず知らずに「神道」をして、後世に残してきたんですね。

一応、『古事記』『日本書紀』には神話に関する記載箇所があり、聖典に準じるものとして扱っています。


神社参拝の正しい手順

礼拝の正しい手順です。

①鳥居の前で、まず一礼

鳥居は神様の住む場所と、人間の住む場所を区切る境界です。

神様への敬意を込めて、まず一礼してから足を踏み入れましょう。

帽子は必ず取り、コートも脱ぐのが望ましいそうです。

②手水舎(ちょうずや)で清める

神聖な場所に入る前に心身を清めます。それが場所が手水舎です。

鳥居をくぐった後は、一目散に手水舎に向かいましょう。

・右手で柄杓に水を汲み、左手→右手の順番に手を洗います。
・次に右手で柄杓を持ち、左手に水を受けて口に含んですすぎましょう。
・終わったら、もう一度左手を洗います。
・最後に、柄杓を縦にするようにして柄の部分を清めて、元の場所に戻します。
・濡れた手はそのままにせず、ハンカチなどで拭いてください。



③お賽銭、鈴、二拝二拍手一拝の順

参道の端を通って拝殿前まで来たら、まずはお賽銭を賽銭箱に入れます。

お賽銭は神様に捧げる真心の表れであり、金額は関係ないそうです。

次に鈴を1回鳴らし、二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)で拝礼します。

まずは2度頭を下げます。このとき、90度くらい深々と頭を下げるのが望ましいです。

続いて2回手を打ち鳴らし、合唱のポーズのまま心の中で願い事を唱えます。

どんな願い事をすれば良いかは、その神社が何を祀っている神社かによって違います。

学問の神様に向かって「大富豪になりたい」といっても仕方ありません。

願い事を唱え終わったら、もう1度深く頭を下げます。

参拝が終わって鳥居を出たら振り返って一礼。

これで以上です。お疲れ様でした。


最後に

今回は「神道」説明しましたが、僕のこのホームページでは純文学やエンタメ小説、その他芸術についてなど圧倒的シンプルにわかりやすく、説明・解説しています。本のオススメも紹介しています!是非、他の記事もご参照下さい。
今回は、見てくださいありがとうございました。

終わりの神

  • この記事を書いた人

nakumi

1992年生まれ。京都府京都市在住。 中学校の頃から小説を読み始めて、 学生時代は月に100冊読んでいました。 特に純文学作品が好きで、 純文学に特化したwebメディア『ブンガクブ』を立ち上げました。

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